朱雀大路の南端に造られた平安京の正門は?京都・観光文化検定3級過去問

【問題】朱雀大路の南端に造られた平安京の正門はどれか。

(ア)安嘉門

(イ)談天門

(ウ)陽明門

(エ)羅城門

京都・観光文化検定試験 第15回 3級 第3問

【正解】

(エ)羅城門

京都検定3級合格必須の丸暗記文!

朱雀大路の南端に造られた平安京の正門は羅城門である

ぱるるプラザに展示された1/10模型(現在 非公開)出典元 京都市 都市史 

【羅城門とは?】

平安京の羅城門は,朱雀大路(すざくおおじ)の南端に建てられた都の正門です。読み方は,呉音で「らじょうもん」,漢音では「らせいもん」となります。「らいせい門」(『宇治大納言物語』『世継物語』) や「らせい門」(『拾芥抄』)とも呼ばれ,「らいしょう(頼庄)」(『延喜式』)や「らしょう」(『拾芥抄』)は俗称とされていましたが,中世には観世信光(かんぜのぶみつ)作の謡曲「羅生門」の影響からか「らしょうもん」が一般化したようです。

平安京

【羅城門の形状と規模】

門は重層で入母屋造(いりもやづくり),瓦屋根に鴟尾(しび)がのっていました。規模は約35メートル),奥行き約9メートル、高さ約21メートル。正面柱間が七間で,そのうち中央五間に扉が入り(七間五戸),左右の一間は壁であったと考えられています。木部は朱塗りで,壁は白土塗り。内と外は,幅が約27メートル、5段の石段で、通じていました。

朱雀大路の南端に建つ羅城門と,約4キロメートル北に建つ朱雀門は同じ形と大きさであったとみられています。



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平安京の中心線とも言うべき通りは、南北に通る朱雀大路であるが、その南端にある平安京の正門を何というか。

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