地蔵菩薩を祀る仏教行事で、8月下旬の週末に開催される子供を主役とする行事は?京都・観光文化検定3級過去問

【問題】地蔵菩薩を祀る仏教行事で、現在は8月下旬の週末に開催される子供を主役とする行事はどれか。

(ア)地蔵盆

(イ)万灯会

(ウ)送り鐘

(エ)松上げ

京都・観光文化検定試験 14 3 48

【正解】

(ア)地蔵盆

丸暗記しましょう!

地蔵盆は、地蔵菩薩を祀る仏教行事で、現在は8月下旬の週末に開催される子供を主役とする行事である。

出典元産経WEST

 

地蔵菩薩信仰は、古く平安時代貴族間で始まり、冥土に赴く死者が地獄で会う苦しみから救ってくれると信じられていました。鎌倉時代以降に民間信仰の説法と結びついて盛んになったと言われています。

京都市内の町かどに祀られてた地蔵さんの数は約5千体。したがって、町内によって場所はまちまちですが、約5千カ所の集会場が生まれるわけです。
町内によって子どもの名前を書きつけた提灯などを飾りるけます。また、遊びのプログラムや、おやつの種類などもすこしづつ違うようです。でも同じなのは、この日は大きな子どもも小さな子どもも一緒になって遊んだり、大人もまじって、すいか割りや金魚すくいをしたり、福引きをしたりして、日ごろはほとんどなくなった町内の人との交流を楽しむのです。

これが京都独自の仏教行事、地蔵盆です。地蔵盆の縁日にあたる八月二十四日頃を中心として行われます。

地蔵盆は大人から子どもへ、またその子どもへと脈々と受け継がれてきた地域のコミュニケーションの大切な場なのです。もちろん地蔵盆は京都の観光地コースに入っていませんが、長いあいだ受け継がれてきた京都人のくらしをかいまみることのできる数少ないチャンスといえます

(出典元 京都府菓子卸商業組合 京都の地蔵盆)

 

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