【問題】10月初旬、伏見九郷の総鎮守の祭りであり、室町時代の風流傘の伝統を今に伝え、「花笠祭」とも言われる祭りは何か。
(ア)城南宮神幸祭
(イ)御香宮神幸祭
(ウ)伏見三栖神社祭
(エ)伏見稲荷大社神社祭
京都・観光文化検定試験 第9回 3級 第93問
【正解】
(イ)御香宮神幸祭
丸暗記しましょう!
「御香宮神幸祭」は10月初旬、伏見九郷の総鎮守の祭りであり、「花笠祭」とも言われる。
【御幸宮神幸祭】
御香宮神社が伏見全町の総氏神であることから「伏見祭」とも呼ばれる。
祭礼のクライマックスは3基の神輿(みこし)の巡行。かつての伏見奉行が寄進した雌雄の獅子を先頭に、猿田彦、神輿、乗馬の宮司といった順で昔ながらの行列が続く。
祭礼中、能楽堂で神能が舞われる。
◼︎神輿の前日には花笠行列が、大手筋アーケードから神社の間を中心に繰り広げられる。
花笠は各町内の厄除けをする神事。すでに室町時代に見られ、江戸時代には各地区で山鉾のような練り物を考案して出したという。
風流燈篭練り物と言われ、1762年(宝暦12年)には「占出山」という祇園祭りに匹敵するような曳き山が出始めたという。
このようにバラエティに富む大規模な祭りであることから「洛南の大祭」とも称される。
◼︎御香宮公式サイト
◼︎関連問題
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◼︎病が治ると言われた御香水の湧き出る神社は?京都検定三級合格ガイド!
【アクセス】
京阪電車 伏見桃山下車 徒歩約5分
近鉄電車 桃山御陵前下車 徒歩約5分
市バス 御香宮前下車 徒歩約1分
【所在地】京都市伏見区御香宮門前町174