【問題】氷河時代の植物など、そこで生息する水性動植物が、国の天然記念物の指定を受けている池はどこか。
(ア)大沢池
(イ)広沢池
(ウ)菖蒲田池
(エ)深泥池
京都・観光文化検定試験 第12回 3級 第81問
【正解】
(エ)深泥池
丸暗記しましょう!
「深泥池」は氷河時代の植物など、生息する水性動植物が、国の天然記念物の指定を受けている。
【深泥池(みぞろがいけ)】
周囲1.5km,面積9haの小さな池。
この池には,西日本の平坦地では珍しい浮島があります。
氷河期以来の動植物が今も生き続けるとともに多くの水生植物,昆虫,魚類,野鳥等がいます。
この池の水生植物群落を保護するため,昭和2年に国の天然記念物に指定されました。 昭和63年には生物群集全体が対象になりました。
💡浮島は、
池の中央に広がり,池全体の1/3の面積を占めています。この浮島の下には水の層があって浮いていることが確認されています。浮島は水温や水質の関係で,有機物の分解が遅く,植物の遺体が分解されずに堆積し,その上にミズゴケや種々の植物が生育しています。浮島は季節により上下に変動しています。夏には浮かび上り,冬は沈んで冠水します。冬に冠水する平坦部分(シュレンケ)にはミツガシワをはじめカキツバタ等が生育し,冬に冠水を受けないやや高い部分(ビュルテ)にはアカマツ・ネジキ等の樹木が成育しています。池内の植物の大部分がこの浮島上で生育し,多くの小動物もここで育っています。
【アクセス】
市バス :三条京阪から4系統,深泥池下車
京都バス:京都駅前から45系統,深泥池下車
地下鉄 烏丸線 北山下車
【所在地】京都市北区上賀茂深泥池町
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