【問題】5月5日に上賀茂神社で葵祭の神事で行われるのはどれか。
(ア)競馬会神事
(イ)駈馬神事
(ウ)流鏑馬神事
(エ)御阿礼神事
京都・観光文化検定験 第12回 3級 第42問
【正解】
(ア)競馬会神事
競馬会神事(くらべうまえしんじ)は、
5月5日に催される競馬発祥の地とされる京都上賀茂神社の神事で、通称は賀茂競馬(かもくらべうま)と呼ばれています。
1馬身の差をつけて2頭の馬がスタート、差が広がれば前の馬の勝ち、狭まれば後ろの馬の勝ちとなる。勝った騎手(乗尻=のりじり)は賞の禄絹を鞭で受け取り、頭上で2回まわしたあと返す。馬には菖蒲がつけられています。
同神社の祭神・賀茂皇大神は競馬の守護神とされています。
1983年(昭和58年)に京都の登録無形民俗文化財に指定されました。
【上賀茂神社】
通称名は上賀茂神社ですが、正式には
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)です。
ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の1つとして登録されています。
(御神徳)
■厄除
雷(いかづち)の御神威により、厄を祓いあらゆる災難を除き給う厄除(やくよけ)明神・落雷除・電気産業の守護神として広く信仰されています。
■方除
桓武天皇の御代に都が京都に遷されて以来、皇城鎮護の神、鬼門の守り神、総地主の神として崇められ、今日も建築関係等の方除祈願が多くあります。
(出典元 上賀茂神社公式サイト)
◆関連過去問と解説はこちらをご覧ください
■上賀茂神社で行われる所作がユニークな神事は?京都・観光文化検定3級過去問
【アクセス】市バス「上賀茂神社前」下車すぐ)
【所在地】北区上賀茂本山339