【問題】祇園祭の山鉾には、前祭先頭の長刀鉾をはじめ古例により巡行順が決まっている「くじ取らず」がある。次の鉾のうち「くじ取らず」はどれか。
(ア)菊水鉾
(イ)月鉾
(ウ)鶏鉾
(エ)函谷鉾
京都・観光文化検定試験 第13回 3級 第44問
【正解】
(エ)函谷鉾
丸暗記しましょう!
祇園祭の山鉾の 「函谷鉾」は前祭先頭の長刀鉾をはじめ古例により巡行順が決まっている「くじ取らず」である。
函谷鉾(かんこぼこ、かんこほこ)
巡行の順番の決まっている「くじ取らずの鉾」であり、7月17日(前祭)の山鉾巡行では、長刀鉾に次いで第二番目に巡行する鉾(山鉾全体の中では5番目)。
地上から鉾頭までの高さ約24m、質量12トンである。車輪は直径1.86m・厚さ0.18mで、前後の車軸の間隔は4.75m、左右の車輪の間隔は2.37mである。鉾頭には山上に掛かる三日月。
■主な装飾品
鶏鴉図 : 今尾景年筆の軒裏絵
イサクに水を供するリベカ : 16世紀のベルギーで織られたタペストリー(重要文化財)
金剛界礼懺文 : 弘法大師筆と伝えられる紺地金泥
群鶏草花図 : 山鹿清華作の手織錦
梅に虎文 : 17世紀李氏朝鮮時代に造られた絨毯の胴懸け
赤地花唐草文 : ペルシア絨毯の胴懸け
玉取獅子文 : 中国絨毯の胴懸け
函谷鉾は応仁の乱(1467年 – 1477年)以前に起源を持つ。その名の由来は、中国の戦国時代に斉の宰相を務めた孟嘗君(? – 前279年)が函谷関で、家来に鶏の鳴き声を真似させて関門を開かせ難を逃れたという故事(『鶏鳴狗盗』)による。
現在の函谷鉾は、天明の大火(1788年)で消失したため1839年に復元されたものである。
(出典元 ウィキペディア)
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