【問題】上品蓮台寺にゆかりの深い伝説は、次のうちどれか。
(ア)蜘蛛塚
(イ)宗旦狐
(ウ)撞かずの鐘
(エ)幽霊絵馬
京都・観光文化検定試験 第13回 3級 第59問
【正解】
(ア)蜘蛛塚
丸暗記しましょう!
「蜘蛛塚」は上品蓮台寺にゆかりの深い伝説である。
土蜘蛛の史跡は京都に二つある。一つは、北区の千本通にある上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)だ。その墓地の奥にムクの大木がそびえ、根元にこんもりとした塚があり、傍らに「源頼光朝臣塚」と刻んだ石碑が立っている。頼光の墓とか、土蜘蛛を退治した場所とかいわれている。平安時代の同寺は広大な敷地を持ち、西側に広がる蓮台野は葬送地だった。今は春ともなれば「紅しだれ桜」が咲き乱れるが、かつては不気味な場所だったようだ。
もう一つの史跡は、上京区の北野天満宮の境内だ。正面の大きな石の鳥居をくぐり、参道を左に入ると東向観音寺がある。その本堂両側の片隅に50センチほどの石塔が3基並んでいる。土蜘蛛の墓だといわれている。
北野天満宮といえば菅原道真を祭った神社で、「天神さま」と親しまれている学問の神さまだ。蜘蛛の化け物とは結び付かないが、この墓は江戸時代まで天満宮から少し離れた清和院前にあった。ところが、ここで猿楽などを催すと必ず雨が降った。一時、民家の庭に移されたことも、そこには不幸な出来事が続いたという。
明治末期になって現在地に移された。以来、天神さまに厳しく監視されているのか、たたりやいたずらの類いは、なくなったといわれる。
(出典元↓↓)
■上品蓮台寺
寺伝によれば、聖徳太子が母の菩提寺として建立し、宇多法皇が中興したという。
嵯峨清凉寺の本尊で、「三国伝来の霊像」として広く信仰を集めてきた釈迦如来像は、一時期、上品蓮台寺に安置されていた。『扶桑略記』によれば、寛和3年(永延元年・987年)に奝然が同釈迦像を宋から日本へ請来した際、一時この寺に安置し、後に清涼寺に移したという。
寺は応仁の乱で焼けたが、文禄年間(1592 – 1596年)、豊臣秀吉の援助のもと、紀州根来寺の性盛によって復興された
現在の境内は千本通りの西側に位置するが、かつては、千本通りを挟んで塔頭が12院あったことから「十二坊」とも称され、これが町名(紫野十二坊町)の由来となっている。
境内には仏師定朝墓があり、境内北側の真言院には源頼光の蜘蛛退治にまつわる頼光塚がある。
(出典元ウィキペディア)
【アクセス】市バス 千本鞍馬口・千本北大路下車 徒歩約5分
【所在地】京都市北区紫野十二坊町33-1
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