【問題】大晦日から元旦の未明にかけて八坂神社に詣でて火縄に火を授かり、持ち帰って雑煮などを炊く火種として使うならわしがある。これを何というか。
(ア)亥の日の火入れ
(イ)千日詣り
(ウ)無言詣り
(エ)をけら詣り
京都・観光文化検定試験 第12回 3級 第63問
【正解】
(エ)をけら詣り
丸暗記しましょう!
「をけら詣り」とは、大晦日から元旦の未明にかけて八坂神社に詣でて火縄に火を授かり、持ち帰って雑煮などを炊く火種として使うならわしである。
■をけら詣り
大みそかの午後7時から行われる除夜祭の後、本殿のをけら灯籠(とうろう)に焚かれていた御神火は、境内各所の灯籠へと移されます。燃やされている「をけら」とは、独特の匂いのする薬草のこと。この匂いが魔よけとされ、病気や災いから守ってくれると伝えられてきました。灯籠には「をけら木」と呼ばれる願い事の書かれた祈願木をくべて、火を絶やさぬよう元旦まで焚き続けられます。昼間には授与所で、をけら木を授かり、願い事を書いて燃やしてもらうこともできます。
参拝は、をけら灯籠の火を吉兆縄(きっちょうなわ)に移して、自宅まで火を消してしまわぬよう、くるくると回しながら持ち帰ります。火は、線香のようにほのかにともる程度なのでご安心を。残った火縄は「火伏せのお守り」として台所に祀(まつ)っておくと良いとか。近年では、公共の交通機関を利用する人のために、鎮火用の水おけも用意されています。
(出典元http://www.asahi.com/sp/and_travel/articles/SDI2017121996281.html)
■八坂神社
全国にある八坂神社や素戔嗚尊を祭神とする関連神社(約2,300社)の総本社である。7月の祇園祭で知られる。
【アクセス】
●京阪電車 祇園四条下車 徒歩約5分
●市バス 祇園下車 徒歩すぐ
●阪急電車 河原町下車 徒歩約10分
【所在地】
京都市東山区祇園町北側625