【問題】鎌倉時代から室町時代において、大山崎にある離宮八幡宮の神人を中心にして構成され、朝廷などの庇護を受けて独占的な特権を得た商人による組織は何か。
(ア)油座
(イ)麹座
(ウ)織手座
(エ)綿座
京都・観光文化検定験 第12回 3級 第5問
【正解】
(ア)油座
丸暗記しましょう!
大山崎の離宮八幡宮の神人を中心にして構成されていた『油座』は油の製造、販売の独占的な特権を得て栄えた。
(離宮八幡宮)
■離宮八幡宮は京都府乙訓郡大山崎町にある八幡宮で、
荏胡麻(えごま)油発祥地で油の製造と販売の中心「油座」として栄えていました。
現在も油の神様として親しまれています。
平安時代、貞観年間、時の神官が神示を受けて「長木」という搾油器を発明し荏胡麻(えごま)油の製油を始めたそうです。
当初は神社仏閣の燈明用油として奉納されていましたが次第に全国にこの業が広まり、離宮八幡宮は朝廷より「油祖」の名を賜りました。
諸国の油商人が油を扱うためには、油座の許可が必要だったのです。
【座】
座(ざ)は、平安時代から戦国時代まで存在した主に商工業者や芸能者による同業者組合のこと。朝廷や貴族・寺社などに金銭などを払う代わりに営業や販売の独占権などの特権を認められた。
〈出典元 ウィキペディア〉
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【離宮八幡宮 アクセス】
JR京都線「山崎駅」下車徒歩1分
阪急京都線「大山崎駅」下車徒歩3分
【離宮八幡宮 所在地】京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21-1