【問題】1月15日に近い日曜日に「柳枝のお加持」と「通し矢」が行われる千体の木造千手観音立像(重要文化財)で有名な寺院はどこか。
(ア)楊谷寺
(イ)養源院
(ウ)三十三間堂
(エ)即成院
京都・観光文化検定試験第14回3級第17問
【正解】
(ウ)三十三間堂
丸暗記しましょう!
三十三間堂は1月15日に近い日曜日に「柳枝のお加持」と「通し矢」が行われ、千体の木造千手観音立像(重要文化財)で有名である。
◆三十三間堂
京都市東山区にある天台宗の寺、蓮華王院(れんげおういん)本堂の通称。長寛2年(1164)後白河法皇の勅願で平清盛が建立。のち焼失したが、文永3年(1266)に復原。中央に湛慶(たんけい)作の千手観音坐像、その左右に500体ずつ千手観音立像を安置する。内陣の柱間が33間あることからの名称で、通し矢でも有名。国宝。
(出典元デジタル大辞泉)
インド伝来の修法で、平安時代からの伝統をもつという三十三間堂の最重の法要です。儀式では聖樹とされる「楊枝・やなぎ」で、観音さまに祈願した法水を参拝者に注いで、諸病を除くというもので、特に頭痛に効くと伝えられます。
◆通し矢
弓術の一種目。堂射(どうしゃ)、堂前(どうまえ)などともいう。京都蓮華王院(三十三間堂)の本堂西側の軒下(長さ約121m)を南から北に矢を射通す競技である。いくつかの種目があったが、一昼夜に南端から北端に射通した矢の数を競う「大矢数」が有名である。江戸時代前期に最盛期となり、有力藩の後ろ盾のもと多くの射手が挑戦して記録更新が相次いだ。しかし中期以降は大規模な通し矢競技は行われなくなった。京都三十三間堂の他、通し矢用に作られた江戸三十三間堂や東大寺大仏殿回廊でも行われた。通し矢用に工夫された技術・用具は現代の弓道にも影響を与えている。
(出典元ウィキペディア)
【アクセス】京阪電車 七条下車 徒歩約7分
市バス 博物館三十三間堂前下車すぐ
【所在地】京都市東山区三十三間堂廻町657