【問題】1月4日、下鴨神社で古式にのっとり優雅に行われる行事は何か。
(ア)かるた始め
(イ)筆始め
(ウ)蹴鞠始め
(エ)釿始め
京都・観光文化検定試験 第12回 3級 第41問
【正解】
(ウ)蹴鞠始め
丸暗記しましょう!
1月4日、下鴨神社で古式にのっとり優雅に行われる行事は 「蹴鞠始め」である。
(出典元 毎日新聞)
■蹴鞠
平安時代に流行した競技のひとつ。鹿皮製の鞠を一定の高さで蹴り続け、その回数を競う競技である。
■歴史
蹴鞠は600年代、仏教などと共に中国より日本へ渡来したとされる。
中大兄皇子が法興寺で「鞠を打った」際に皇子が落とした履を中臣鎌足が拾ったことをきっかけに親しくなり(『日本書紀』)、これがきっかけで645年に大化の改新が興ったことは広く知られている。
蹴鞠は日本で独自の発達を遂げ、数多の蹴鞠の達人を輩出した。
平安時代には蹴鞠は宮廷競技として貴族の間で広く親しまれるようになり、延喜年間以後急激にその記録が増加することになる。
貴族達は自身の屋敷に鞠場と呼ばれる専用の練習場を設け、日々練習に明け暮れたという。
辛口の評論で知られる清少納言でさえ、著書『枕草子』のなかで「蹴鞠は上品ではないが面白い」と謳っているほどであった。
蹴鞠は貴族だけに止まらず、天皇、皇族、武家、神官はては一般民衆に至るまで老若男女の差別無く親しまれた。
特に後白河院に仕えた藤原頼輔の名声は高く、子孫がこれを良く伝えたために難波・飛鳥井両家は蹴鞠の家として知られるようになった。
蹴鞠に関する種々の制度が完成したのは鎌倉時代で、以降近代に至るまでその流行は衰えることは無かった。
室町時代には、足利義満や義政が蹴鞠を盛んに行ったこともあり、武家のたしなみとして蹴鞠が行われていた。
土佐の戦国大名・長宗我部元親が天正2年(1574年)に定めた「天正式目」では、武士がたしなむべき技芸として、和歌や茶の湯、舞や笛などとともに蹴鞠が挙げられている。
しかし、織田信長が相撲を奨励したことで織豊時代が進むにつれて蹴鞠の人気は次第に収束していったといわれる。
江戸時代前半に、中世に盛んだった技芸のいくつかが町人の間で復活したが、蹴鞠もその中に含まれる。
公家文化に触れることの多上方で盛んであり、井原西鶴は『西鶴織留』で町民の蹴鞠熱を揶揄している
現代でも伝統行事として各地で蹴鞠が行われている。
(出典元 ウィキペディア)
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【アクセス】JR京都駅から市バス205系統四条河原町北大路バスターミナル行きで30分、
【所在地】京都市左京区下鴨泉川町59 下鴨神社