【問題】『源氏物語』の「賢木」の巻の舞台となった( )は黒木の鳥居や小柴垣でしられる。
(ア)椿姫神社
(イ)野宮神社
(ウ)大原野神社
(エ)宇治上神社
京都・観光文化検定験 第12回 3級 第11問
【正解】
(イ)野宮神社
丸暗記しましょう!
野宮神社は黒木の鳥居や小柴垣で知られ、源氏物語の賢木の巻の舞台になっている。
【黒木の鳥居】
野宮神社の鳥居は、樹皮のついたままの鳥居で、黒木鳥居といいます。この形式は鳥居の中で原始的で最も古いものです。
【小柴垣】
小柴でつくった、低い垣のことです。
◆野宮はその昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王(皇女、女王の中から選ばれます)が伊勢へ行かれる前に身を清められたところです。
嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられた野宮は、黒木鳥居と小柴垣に囲まれた聖地でした。その様子は源氏物語「賢木の巻」に美しく描写されています。
◆源氏物語の【賢木の巻】とは?
「賢木」(さかき)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第10帖。巻名は作中で光源氏と六条御息所が交わした和歌「神垣はしるしの杉もなきものをいかにまがへて折れるさかきぞ」および「少女子があたりと思へば榊葉の香りをなつかしみとめてこそ折れ」に因む。謡曲『野宮』(世阿弥)の題材にもなっています。
能「野宮」について関心のある方は、こちらのサイトを是非ご一読くださいね。
【アクセス】
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩10分
京福電車「嵐山駅」下車、徒歩10分
阪急「嵐山駅」下車、徒歩15分
市バス61・62系「野ノ宮」下車、徒歩5分
【所在地】
〒616-8393 京都市右京区嵯峨野宮町1