【問題】武野紹鴎に師事して、村田珠光が創始した草庵の茶を習得し、茶の湯を大成した人物は誰か。
(ア)古田織部
(イ)千利休
(ウ)金森宗和
(エ)剣仲紹智
京都・観光文化検定試験 第13回 3級 第34問
【正解】
(イ)千利休
丸暗記しましょう!
「千利休」は武野紹鴎に師事して、村田珠光が創始した草庵の茶を習得し、『茶の湯』を大成した。
■千利休像
(長谷川等伯画、春屋宗園賛)
■千利休[1522~1591]
安土桃山時代の茶人。堺の人。名は与四郎。宗易(そうえき)と号す。侘茶(わびちゃ)の大成者で、千家流の開祖。茶の湯を武野紹鴎(たけのじょうおう)に学ぶ。草庵風の茶室を完成し、朝鮮の茶碗や日常雑器を茶道具に取り入れ、また楽茶碗の制作・指導などをした。織田信長・豊臣秀吉に仕えたが、のち秀吉の命により自刃。
(出典元デジタル大辞泉)
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■武野紹鴎
室町後期の茶人・豪商。幼名は吉野・松菊丸、通称は新五郎、道号は一閑。茶の湯を藤田宗理・十四屋宗悟らから学ぶ。また三条西実隆に古典・和歌を学び、著名連歌師とも親交した。31才で剃髪、紹鴎と号する。京都四条に茶室大黒庵を設け、村田珠光の提唱した侘び茶の道を更におしすすめて次代の千利休らに深い影響を及ぼした。弘治元年(1555)歿、53才。
(美術人名事典)
■村田珠光
1423-1502 室町-戦国時代の茶人。
応永30年生まれ。もと奈良の僧で,京都にすむ。大徳寺の一休宗純に参禅し,また能阿弥(のうあみ)に立花と唐物目利きの法をまなんだ。書院の茶と庶民の茶を統合し,四畳半草庵のわび茶を創始。茶道の開山(かいさん)とされる。文亀(ぶんき)2年5月15日死去。80歳。通称は茂吉。号は独盧軒。
(デジタル版日本人名事典)