【問題】近年修復が完了した東本願寺の境内にある世界最大級の木造建築はどれか。
(ア)御影堂
(イ)阿弥陀堂
(ウ)大寝殿
(エ)白書院
京都・観光文化検定試験 第14回 3級 第95問
【正解】
(ア)御影堂
丸暗記しましょう!
近年修復が完了した東本願寺の境内にある世界最大級の木造建築は御影堂である。
■東本願寺
大谷派の最高規範である『真宗大谷派宗憲』(以降、『宗憲』)には、「真宗本廟は、宗祖聖人の真影を安置する御影堂(ごえいどう)及び阿弥陀堂を中心とする聖域であって、本願寺とも称し、本派 の崇敬の中心、教法宣布の根本道場である」と規定される。(出典元ウィキペディア)
■御影堂
(出典元ウィキペディア)
御影堂は、境内のほぼ中心に位置する和様の道場形式の堂宇である。屋根は瓦葺きの重層入母屋造。外観が二重屋根であるため二層建築に見えるが、下部は裳階であり単層建築である。建築規模は、間口76m・奥行き58m・高さ38mで、建築面積は東大寺大仏殿を上回る。現在の建物は、明治13年(1880年)に起工し、明治28年(1895年)の完成である。
平成16年(2004年)3月から平成21年(2008年)12月にかけて、大規模修復が行われた。総工費は、約98億円である。御影堂の瓦の枚数は175,967枚で、その内の3割は修復時の検査で合格した瓦を再利用して葺いている。再利用した瓦(明治瓦)は風雨に晒されにくい裳階の奥側、「受平瓦」よりも奥に用いられている。
【アクセス】
JR・京阪電車「東福寺」下車、徒歩約10分
京阪電車「鳥羽街道」下車、徒歩約8分
市バス「東福寺」下車、徒歩約10分
【所在地】京都市東山区本町15丁目778
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