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【問題】二条城や京都所司代に近かったため、上洛した大名が宿泊した町屋・小川家住宅は別名なんと呼ばれるか。
(ア)公事宿
(イ)守護職上屋敷
(ウ)蔵屋敷
(エ)二條陣屋
京都・観光文化検定験 第12回 3級 第23問
【正解】
(エ)ニ條陣屋
丸暗記しましょう!
二条城近くにあり、上洛した大名が宿泊した町屋・小川家住宅は別名「ニ條陣屋」と呼ばれる。
💡ニ條陣屋を見学するのに、最大の見所は、その巧妙な防衛建築にあります。ここで防衛建築はひたすら逃げ隠れを目的としたものです。
公事宿の顧客武士は裁判のため上洛していますので、身の危険を感じる者もいて、奇襲に備えた用心深い造りになっています。
■武者隠
■釣り階段
■隠し階段
■猿梯子
■尾根上へ抜ける階段
等を見学する事ができる様です。
内部の撮影は一切禁止されていますが、
ニ條陣屋公式サイトに写真が公開されています。
【屋敷の歴史】
屋敷の創建は江戸時代寛文年間(1661~1673年)といわれています。
寛政3年(1791年)以後、商人「萬屋平右衛門」の屋敷であって、米・両替商が営われていました。
萬屋平右衛門は当初、公事師としてその財を蓄えたと伝わります。 公事とは、今日でいう民事裁判を意味し、公事師とは今の弁護士か司法書士にあたります。
屋敷は二条城の城下にあって、京都所司代屋敷、東西の京都町奉行、有力藩の藩邸が軒を連ねる官庁街の中にありました。 京都所司代や京都町奉行は、一定様式の訴状を要求します。公事師はそれを代書することにより、手数料収入を得ることができました。
また、上洛してすぐに裁判が始まるとは限らず、判決が出るまでにも時間がかかります。裁判待ちの大名は公事師の屋敷に逗留するようになり、公事宿と呼ばれるようになりました。
萬屋平右衛門の公事宿は、その地の利をさらに活かし、藩邸を持たない西国大名に対し、上洛宿としても屋敷を提供するようになりました。
現存する屋敷は、過去の火災、改築等により、創建当時の店構えは見ることができませんが、各室の趣向を凝らした意匠と客の安全を図るための巧妙な防衛建築は、創建当時の屋敷造作を引き継ぐものと思われます。
当屋敷は個人所有の住宅です。昭和19年(1944年)国宝保存法により、現住民家では日本で2番目に国宝に指定され、昭和25年(1950年)の法改正(文化財保護法)により重要文化財となり、今日に至っています。
なお、二條陣屋の名称は一般公開にあたり命名されました。
(出典元 http://nijyojinya.net)
【見学方法】
見学は完全予約制になっています。お電話のみの受付で、
高校生以上の方のみになっています。
詳しくは ニ條陣屋公式サイト にてご確認お願いいたします。
◆関連過去問と解説はこちらをご覧ください
■二条城で正門として使われているのは?京都・観光文化検定3級過去問
【アクセス】
二条城東大手門(観光客の入城門)から徒歩8分
京都市営地下鉄東西線 「二条城前」駅下車 ③番出口から徒歩3分
京都市バス15号系統 「神泉苑前」下車 徒歩2分
京都市バス9、12、50、67、101号系統 「堀川御池」下車 徒歩5分
JR嵯峨野線 「二条」駅下車 東へ徒歩15分
阪急電車京都線 「大宮」駅下車 北へ徒歩15分
【所在地】京都市中京区三坊大宮町一三七番地