京都国立博物館設計者は? 京都・観光文化検定3級過去問

【問題】明治28年(1895)に完成した京都国立博物館(明治古都館)の設計者は誰か。

(ア)片山東熊

(イ)武田五一

(ウ)辰野金吾

(エ)松室重光

京都・観光文化検定験 第11回 3級 第23問

【正解】

(ア)片山東熊

丸暗記しましょう!

京都国立博物館の本館は片山東熊の設計による煉瓦造平屋建て、フレンチルネサンス様式の建物である。

出典元 http://www.bs-asahi.co.jp

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京都国立博物館の本館は片山東熊の設計になる煉瓦造平屋建て、フレンチルネサンス様式の建物で、1892(明治25年)年6月に建築工事に着工、1895年(明治28年)10月に竣工した。諸準備が整い、博物館が開館したのは1897年(明治30年)5月のことである。本館は当初3階建てで計画されたが、1891年(明治24年)に発生した濃尾地震でレンガ造2階建ての建物が多く倒壊したことを踏まえ、平屋建に変更された。

基礎工事にあたっては防湿対策として多量の木炭を敷地全面に埋め込んだ。ガラス・セメントはドイツ製、石材は伊豆大島の沢田石と最高品を使用。正面中央には大きなペディメント(妻飾り)のレリーフは、「技芸天女(ぎげいてんにょ・芸能、意匠の神)」と「昆首羯摩(びしゅかつま:彫刻の祖神)」。正面表門、袖塀も創建当初の景観をよく伝えており、明治中期における貴重な遺構である。

⭐︎片山東熊

出典元 ウィキペディア

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片山東熊(かたやま とうくま)嘉永6年12月20日(1854年1月18日)- 1917年(大正6年)10月24日)は明治期に建築家として活躍しました。

山口県生まれ。工部大学校の建築学科第1期生。 工手学校(現工学院大学)造家学科教務主理。

宮内省で赤坂離宮など宮廷建築に多く関わり、職務として県庁や博物館、宮内省の諸施設など36件の設計に関わったほか、公務の合間に貴族の私邸を中心に14件の設計を行いました。

◆関連過去問と解説はこちらをご覧ください

文化庁関西分室が置かれ重要文化財の建築物は? 京都・観光文化検定3級過去問

【アクセス】

◆JRをご利用の場合
JR京都駅下車、市バス京都駅前D1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
JR京都駅下車、JR奈良線にて東福寺駅下車、京阪電車にて七条駅下車、徒歩7分
◆近鉄を利用の場合
丹波橋駅下車、京阪電車丹波橋駅から七条駅下車、徒歩7分
◆京阪電車を利用の場合  七条駅下車、東へ徒歩7分
◆阪急電車を利用の場合
河原町駅下車、京阪電車祇園四条駅から大阪方面行きにて七条駅下車、東へ徒歩7分
又は、河原町駅下車、四条河原町から市バス207号系統にて東山七条下車、徒歩3分
◆市バスを利用の場合
京都駅前市バスD1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて
博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ

【所在地】〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527

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