【問題】宇治の萬福寺の天王殿には七福神の弥勒菩薩が化身として安置される。この七福神はどれか。
(ア)弁財天 べんざいてん
(イ)寿老人 じゅろうじん
(ウ)福禄寿 ふくろくじゅ
(エ)布袋尊 ほていそん
京都・観光文化検定試験 第11回 3級 第68問
【正解】
(エ)布袋尊
丸暗記しましょう!
宇治の萬福寺の天王殿には七福神の一つの布袋尊の弥勒菩薩が化身として安置される。
【萬福寺の布袋尊】
弥勒菩薩の化身とされる布袋像が、天王殿に安置されています。
この像は日本で著名な半跏思惟形の弥勒菩薩像とは全く異なり、
太鼓腹の布袋像として表されています。
他に堂内左右に四天王像、布袋像の背後に韋駄天像を安置しています。
これらの像は来日していた明の仏師・范道生の作で、いずれも中国風の様式で造られています。
【天王殿】
寛文8年(1668年)の建立。
一重入母屋造。本堂の手前にこのような堂を置くのは中国式の伽藍配置で、日本では珍しい
■萬福寺の由来
開山をした隠元隆琦は中国明時代の万暦20年(1592年)、福建省福州府の生まれ。29歳で仏門に入り、46歳の時、故郷の黄檗山萬福寺の住職となる。隠元は当時中国においても高名な僧であった。
隠元の故郷福州の寺と同名の黄檗山萬福寺と名付けられ、寛文元年(1661年)に開創され、造営工事は将軍や諸大名の援助を受けて延宝7年(1679年)頃にほぼ完成した。
【アクセス】
■JR奈良線「黄檗」下車 徒歩5分
■京阪宇治線「黄檗」駅下車 徒歩5分
【所在地】京都府宇治市五ケ庄三番割34
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