【問題】江戸後期の儒学者頼山陽が、東山の山並みと鴨川を愛でて美しさを表現し、自らの書斎の名称にも用いた言葉は何か。
(ア)美哉山河
(イ)山紫水明
(ゥ)氣象萬千
(エ)山河襟帯
京都・観光文化検定試験 第16回 3級 第7問
【正解】
(イ)山紫水明
京都検定3級合格必須の丸暗記文!
山紫水明とは、儒学者頼山陽が、東山の山並みと鴨川を愛でて美しさを表現し、自らの書斎の名称にも用いた言葉である。
日に映じて、山は紫に、澄んだ水は清くはっきりと見えること。山水の景色の清らかで美しいこと。
■頼山陽
1780〜1832
江戸後期の儒学者・史論家・詩人
広島藩の儒学者春水の子。18歳のとき江戸に出て尾藤二洲に師事し朱子学・国学を学んだ。21歳のとき広島藩を脱藩した罪で一時監禁された。その後京都に出て,『日本外史』22巻を書き,松平定信に献じた。史論とともにすぐれた詩才でも有名。格調の高い情熱的な文章は幕末の尊王攘夷運動に影響を与えた。その他の著書に『日本政記』『日本楽府』など。(出典元 旺文社日本史事典 三訂版)
【所在地】京都市上京区東三本木通丸太町上ル南町
【アクセス】
交通案内市バス1,10,37,54,59,特59三条京阪、4,17,特17,205京都駅前、3,24四条大宮~河原町丸太町下車、京阪電鉄神宮丸太町駅下車
■広島市中区袋町にある「頼山陽史跡資料館」です。ここには、展示室の他に、復元された頼山陽の居室があります。
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