【問題】烏丸線鞍馬口駅の東側には( )があり、門前菓子として「唐板」が販売されている。
(ア)上御霊神社 かみごりょうじんじゃ
(イ)下御霊神社 しもごりょうじんじゃ
(ウ)今宮神社 いまみやじんじゃ
(エ)護王神社 ごおうじんじゃ
京都・観光文化検定験 第11回 3級 第93問
【正解】
(ア)上御霊神社 かみごりょうじんじゃ
■和菓子 唐板
【玉雲堂】
丸暗記しましょう!
上御霊神社は、烏丸線鞍馬口の東側にあり、唐板という門前菓子が有名である。
■和菓子 唐板とは?
京都市 玉雲堂の名代菓子。唐板の名のとおり唐菓子が原型です(唐菓子とは、唐朝から伝わった菓子)
小麦粉に卵、砂糖を混ぜ、水を加えながら練り上げた生地を、麺棒で3ミリメートルほどの厚さにのし、長方形に包丁を入れ、鉄板にのせて天火焼きをしています。
唐板は、863年(貞観5)京では疫病が流行し、それを鎮めるために当時の天皇が神泉苑において御霊会が行われたときの神饌菓で、そのときを始まりとします。
菓子が守り札の形をしているのはその名残です。
玉雲堂は応仁の乱終結直後文明9年(1477年)に今の場所(上御霊神社の向かい)に店舗を構え、伝統の味を伝えています。
【上御霊神社・祭神】
現在の祭神は以下の八柱で、「八所御霊」と称される。火雷神と吉備大臣(吉備聖霊)は後年追加されました。
崇道天皇(早良親王。光仁天皇の皇子)
井上大皇后(光仁天皇の皇后)
他戸親王(光仁天皇の皇子)
藤原大夫人(藤原吉子、桓武天皇皇子伊予親王の母)
橘大夫(橘逸勢)
文大夫(文屋宮田麿)
火雷神(以上六柱の荒魂。)
吉備大臣(吉備真備)
祭神は9世紀前半から民衆の間で広まり、863年(貞観5年)には公式の御霊会で祭られるようになった御霊信仰が元になっています。
⭐️御霊会
御霊会(ごりょうえ)とは、思いがけない死を迎えた者の御霊(ごりょう)による祟りを防ぐための、鎮魂のための儀礼であり、御霊祭とも呼ばれている。
〈出典元 ウィキペディア〉
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【アクセス】下鉄烏丸線「鞍馬口」下車、徒歩約5分
市バス(45系統)「烏丸鞍馬口」下車、徒歩約5分
【所在地】京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊堅町495