【問題】江戸時代、「売茶翁」と呼ばれ京都に煎茶を普及させた肥前国出身の黄檗僧は誰か。
(ア)剣仲紹智
(イ)高遊外
(ウ)栄西
(エ)武野紹鴎
京都・観光文化検定験 第9回 3級 第34問
【正解】
(イ)高遊外
丸暗記しましょう!
高遊外は肥前国出身の黄檗(おうばく)僧で、京都に煎茶を普及させ、売茶翁(ばいさおう、まいさおう)と呼ばれた。
《略歴》
◆延宝3年(1675)に九州の肥前で生まれました。
◆11歳で黄檗(おうばく)宗竜津寺(りゅうしんじ)に入り,月海元昭(げっかいげんしょう)と名乗ります。
◆享保16年(1731)57歳で寺を去り,上洛しました。
◆享保20年(1735)61歳の頃,東山に日本で初めてと言われる「喫茶店」茶亭・通仙亭を構え,煎茶を売って暮らすようになりました。東山のどの辺りにあったのかは資料によって異なり,清水の産寧坂、東福寺通天橋や糺(ただす)の森,双ヶ丘(ならびがおか),嵐山など,京都の名所で煎茶を売っていたようです。
◆宝暦5年(1755)には長年使い慣れた茶道具を焼き払い,煎茶を売る生活をやめ,京都の岡崎で暮らしました。
◆宝暦13年(1763)三十三間堂(蓮華王院)の南にあった幻々庵(げんげんあん)で亡くなりました。
煎茶道の祖とも言われている売茶翁は、上流階級の文化だった喫茶の風習を庶民にまで広めた人です。
〈出典元 レファレンス共同データベース、高遊外売茶翁佐賀地域協議会〉
💁61歳で、全く新しい事を初めて広めていったとは本当に敬意を表します。
見習わないといけないな(^-^)/と思いますね。
〈出典元 街なかかわばん web 佐賀〉
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