五臓六腑などが胎内に納められている釈迦如来立像(国宝)を本尊とする寺院は?京都・観光文化検定3級過去問

【問題】絹製の五臓六腑などが胎内に納められていたことで有名な釈迦如来立像(国宝)を本尊とする寺院はどこか。

 

 

(ア)六波羅蜜寺

(イ)清涼寺

(ウ)広隆寺

(エ)神護寺

 

京都・観光文化検定試験 第11回 3級 第76問

 

【正解】

(イ)清涼寺

 

 

 

 

丸暗記しましょう!

 

「清涼寺」は、絹製の五臓六腑などが胎内に納められていたことで有名な釈迦如来立像(国宝)を本尊とする。

 

 

出典元 ウィキペディア

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出典元ウィキペディア

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【清凉寺】

浄土宗の寺院

山号を五台山(ごだいさん)と称する。

嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)の名で知られ、中世以来「融通念仏の道場」としても知られています。

宗派は初め華厳宗、後に浄土宗となる。

■本尊は釈迦如来

開基(創立者)は奝然

開山(初代住職)はその弟子の盛算(じょうさん)である。

 

 

【釈迦如来立像】

釈迦37歳の生きた姿を刻んだ生身の釈迦如来様といわれ、インド、中国、日本と伝えられ三国伝来の貴重な国宝の仏様です。

 

平安時代中期の東大寺の僧・奝然(ちょうねん)は、中国の宗に留学した際に、
古代インドの優填王(うてんおう)が釈迦の在世中に栴檀の木で造らせたという由緒を持つ霊像、『優填王思慕像(うでんおうしぼぞう)』を仏師に精密に模刻させ日本へ持ち帰りました。

「インド – 中国 – 日本」と伝来したことから「三国伝来の釈迦」と言われています。
奝然(ちょうねん)は、これを本尊として京都の嵯峨に清涼寺を創建し、奝然(ちょうねん)没後に弟子の盛算により寺は完成、以来、この釈迦如来立像が安置されています。

 

 

【五臓六腑の発見】

1954年に本像の背面にある背板(内刳部を蓋状に覆う板)をはずして調査したところ、内部から造像にまつわる文書、奝然の遺品、仏教版画など多くの「納入品」が発見された。これら納入品も像とともに国宝に指定されている。納入品のうち「五臓六腑」(絹製の内臓の模型)は、現存する世界最古の内臓模型であり医学史の資料としても注目される

 

⭐【五臓六腑(ごぞうろっぷ)とは】

伝統中国医学において人間の内臓全体を言い表すときに用いられたことば。「五臓」とは、肝・心・脾・肺・腎を指す。心包を加え六臓とすることもある。「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦を指す。関係臓器がない三焦をはずして五腑とすることもある。現代医学における解剖学の知見とは異なる概念。陰陽五行説による解釈では、五臓も六腑もともに五行に配当され、それぞれの役割などについて説明される。
五臓六腑について書かれた最古の文献は、中国最古の医学書とされる『黄帝内経』であると言われている。

 

 

清涼寺 公式サイト

 

【アクセス】

京福電車 嵐山下車 徒歩約15分

市バス・京都バス 嵯峨釈迦堂前下車 徒歩約1分

 

【所在地】京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46

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◆類似過去問と解説はこちらをご覧ください

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