絵画や書を掛軸、襖絵などに仕立てる伝統的な技術は?京都・観光文化検定3級過去問

【問題】仏教とともに伝来した経巻を仕立てることに始まり、現在、掛軸、屏風、襖絵など多彩に活用され、国の伝統的工芸品に指定されているのはどれか。

 

(ア)京うちわ

(イ)京指物

(ウ)京表具

(エ)京仏具

 

京都・観光文化検定験 第9回 3級 第31問

 

【正解】

(ウ)京表具

 

丸暗記しましょう!

京表具とは絵画や書を掛軸、衝立、襖絵などに仕立てる伝統的な技術で、国の文化的工芸品に指定されている。

 

 

衝立

出典元 http://www.iohara.com

出典元 http://www.iohara.com

 

二曲屏風

出典元 http://www.fusuma-kyoto.com

出典元 http://www.fusuma-kyoto.com

 

掛け軸

出典元 京表具協同組合連合会

出典元 京表具協同組合連合会

出典元 http://www.citydo.com

出典元 http://www.citydo.com

 

 

◆京表具には

掛軸、巻物、額装、襖(ふすま)、屏風(びょうぶ)、衝立(ついたて)などがあります。

 

平安時代、表具は経や書画に布地を貼って補強するためのものでした。

それがその後、保存や鑑賞のために、書画等に布や紙等で縁取や裏打ち等をして、掛軸や額に

仕立てたり、屏風や衝立、襖にする「表装」一般を扱うようになりました。

京表具のうち掛軸、巻物、額装は、床の間等の和室の装飾用として、また屏風や衝立、

襖は部屋の仕切り、風よけ、目隠し用として一般家庭の日常生活に使われています。

技法的にも湿度の高い盆地の風土が適しており、熟練された技術を 駆使し、

書画と裂地との品格ある調和に優れていることが「京表具」の特徴です。

平成 9 年には、伝産法に基づいて国の伝統的工芸品の指定を受けました。

◆関連過去問と解説はこちらをご覧ください

■「ふすま」に生かされてる京都の技術は?京都・観光文化検定3級過去問



ブログランキングを見る

ブログランキングに参加しております
よろしければポチっとおねがいします

生涯学習ランキング

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする