【問題】千本閻魔堂、清凉寺とともに京都の三大念仏狂言に数えられ、開催期間中は毎日最初に「焙烙割(ほうらくわり)が上映される寺院はどこか。
(ア)金戒光明寺
(イ)壬生寺
(ウ)法然院
(エ)知恩院
京都・観光文化検定試験 第13回 3級 第37問
【正解】
(イ)壬生寺
丸暗記しましょう!
「壬生寺」は千本閻魔堂、清凉寺とともに京都三大念仏狂言に数えられ、開催期間中は毎日最初に「焙烙割(ほうらくわり)が上映される。
■焙烙割(ほうらくわり)とは?
高い所から焙烙を投げ落として割り、厄除けとする民間信仰。
(出典元大辞林第三晩)
毎年、春・秋の壬生狂言延べ10日間の公開中、毎日1時から初番として演じられる。
京都では2月の節分に壬生寺に参詣して、素焼きの炮烙(ほうらく)(ほうろくとも呼ぶ
地方がある)を境内で求め、家内一同の年齢、性別を書き、寺に奉納するという風習が
古くからある。これらの奉納された多数の炮烙をこの狂言で割る。奉納者は厄除開運が
得られるという信仰がある。
出典元 壬生寺公式サイト
■壬生狂言(みぶ きょうげん)
毎年節分と4月、10月に京都市中京区の壬生寺(みぶでら)で演じられる無言劇である。大念仏狂言(だいねんぶつきょうげん)のひとつ。重要無形民俗文化財に指定されている。約700年の歴史があり、演目は30曲[1]。
(出典元ウィキペディア)
■大念仏狂言
融通念仏(大念仏)の中興者である円覚上人による念仏の教えを無言劇としたもの。
融通念仏は、摂津国の大念仏寺(大阪市平野区)を根本道場として良忍(聖応大師)によって始められたもので、その教えを広めるべく作られた念仏狂言。京都の清凉寺や壬生寺などで融通念仏が盛んになり、壬生寺や清凉寺、千本閻魔堂、神泉苑には円覚上人による大念仏狂言が伝えられている。
(出典元ウィキペディア)
■壬生寺
京都市中京区にある真言律宗の寺。
正暦2 (991) 年三井寺の快賢僧都が,五条壬生に創建し,小三井寺と称した。
承暦1 (1077) 年白河天皇が勅命によって地蔵院を建立,勅願所とした。
建保1 (1213) 年平宗平が現地に移して,伽藍を造設,正安年間 (99~1302) 修広 (円覚上人) が住して寺運を盛んにした。
修広は大衆教化の方便として念仏に猿楽を導入,これはのちに壬生狂言となり現在も行われている。
幕末に新撰組がこの地の郷士の屋敷を屯所とし,その遺跡が境内北東に残存。
1962年本尊地蔵菩薩,四天王像,金鼓などを本堂とともに焼失した。
(出典元ブリタニカ国際大百科事典)
【アクセス】
●阪急電車・大宮、嵐電・四条大宮下車
●市バス 壬生寺道下車
【所在地】
京都市中京区坊城仏光寺北入る
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