【問題】先染めした絹糸を使い、紋様を織り出す高級紋織物で、能装束や南座など劇場の緞帳(どんちょう)にも使われている伝統工芸品はどれか。
(ア)西陣織
(イ)京鹿の子絞り
(ウ)京絹
(エ)京友禅
京都・観光文化検定試験 第15回 3級 第31問
【正解】
(ア)西陣織
京都検定3級合格必須の丸暗記文!
伝統工芸品である西陣織は、先染めした絹糸を使い、紋様を織り出す高級紋織物で、能装束や南座など劇場の緞帳(どんちょう)にも使われている。
■西陣織とは
京都市西陣で織られる織物の総称。京都の機業は平安時代の織部司 (おりべのつかさ) 以来の伝統をひき,紋織物の生産では日本最高の技術をもっていたが,応仁の乱 (1467~77) 後技術者が京都を離れ,16世紀末頃から再び京都西陣付近へ集った。江戸時代には明の技術を学び,幕府の保護を受けるなどして高機 (たかはた) を用いて金襴,緞子 (どんす) ,斜子 (ななこ) ,絽などのほか,5彩以上の糸で各種の文様を織り出した唐織錦や綴錦など高級紋織物を生産した。明治以降はジャカード機の採用により製品の種類が飛躍的にふえ,和服地,帯地などの絹織物のほか,近年ではウール,化繊物の生産も行われ,用途も広範である。
(出典元ブリタニカ国際大百科事典)
■西陣とは
京都府京都市上京区から北区にわたる地域の名称。「西陣」という行政区域はない。高級絹織物の西陣織発祥の地であり、織物産業が集中する地域である(出典元ウィキペディア)
■京都市の西陣学区案内による西陣の概略図
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