水墨画の傑作「瓢鮎図」を所蔵しているのは?京都・観光文化検定3級過去問

【問題】室町時代の水墨画の傑作で、如拙作の「瓢鮎図」(国宝)は、妙心寺の塔頭(                )が、所蔵している。

(ア)東海庵

(イ)玉鳳院

(ウ)退蔵院

(エ)霊雲院

京都・観光文化検定験 第10回 3級 第28問

【正解】

(ウ)退蔵院

丸暗記しましょう!

室町時代の水墨画中の傑作で、如拙作の「瓢鮎図」(ひょうねんず)は『退蔵院』が所蔵している。

出典元 http://nippon-kichi.jp/kichiCnt/i

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出典元 ウィキペディア

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【瓢鮎図】は、京都市右京区花園の妙心寺の塔頭の一つ「退蔵院」に所蔵されており、昭和26年(1951)に国宝に指定されています。

発案者は室町幕府の第四代将軍の足利義持(1386-1428)で、その命令により、絵は如拙(じょせつ)が描きました。

この絵の上には、中国の古いことわざ、『鮎魚、竹竿に上る』を含ませ、さらに瓢箪を加えて)『瓢箪で鯰をおさえることができるか』という、テーマに基づき、制作したものであるという、作者の文章が添えられています。

またその問いに対する答え(思いや感想)を当時の京都五山の禅僧たちが詩の形で31も添えられています。

【退蔵院】

1404年(応永11年)に越前国の豪族・波多野重通(はたのしげみち)が妙心寺第三世・無因宗因(むいんそういん)を開山として千本通松原に創建し、日峰宗舜により妙心寺山内に移される。一時期衰退するが、後奈良天皇の帰依が深かった亀年禅愉(きねんぜんゆ)により中興される。

応仁の乱で妙心寺とともに炎上しましたが、1597年に亀年禅師によって再建され、今に至ります。

退蔵院公式サイト

退蔵院公式ツイッター

【妙心寺の歴史】

暦応5年/康永元年(1342年)創建の妙心寺は、京都市右京区花園にある臨済宗妙心寺派大本山の寺院。山号を正法山と称する。本尊は釈迦如来。開基(創立者)は花園天皇。開山(初代住職)は関山慧玄(無相大師)。寺紋は花園紋(妙心寺八つ藤)。

日本にある臨済宗寺院約6,000か寺のうち、約3,500か寺を妙心寺派で占める。近世に再建された三門、仏殿、法堂(はっとう)などの中心伽藍の周囲には多くの塔頭が建ち並び、一大寺院群を形成している。平安京範囲内で北西の12町を占め自然も多いため、京都市民からは西の御所と呼ばれ親しまれている。

(出典元 ウィキペディア)

出典元http://www.myoshinji.or.jp/sp/

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【アクセス】
南門
京都駅からJR嵯峨野線「花園」下車
四条烏丸から京都市営バス91号系統「妙心寺前」下車
四条河原町から京都バス61, 62, 63, 65系統「妙心寺前」下車
京阪三条から京都バス61, 62, 63, 65系統「妙心寺前」下車
北門
京都駅から京都市営バス26号系統「妙心寺北門前」下車
四条河原町から京都市営バス10号系統「妙心寺北門前」下車
京阪三条から京都市営バス10号系統「妙心寺北門前」下車

【所在地】京都市右京区花園妙心寺町35

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