【問題】この地に湧き出した水を飲むとどんな病気も治る奇跡が起きたと伝わり、鳥羽・伏見の戦いでは薩摩藩の本陣となった神社はどこか。
(ア)城南宮
(イ)藤森神社
(ウ)御香宮神社
(エ)梨木神社
京都・観光文化検定験 第11回 3級 第62問
【正解】
(ウ)御香宮神社
丸暗記しましょう!
御香宮神社境内で、湧き出る水は御香水と呼ばれ、鳥羽伏見の戦いでは薩摩藩の本陣にもなった。
【御香水】
【御香宮神社】
日本第一安産守護之大神として広く崇められている神功皇后を主祭神として、仲哀天皇、応神天皇他六柱の神をまつっています。
創建の由緒は不詳ですが、初めは「御諸神社」と称されていました。
伝承によると、貞観4年(862年)に修造された際に、境内より良い香りの水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったので、清和天皇から、「御香宮」の名を賜わったと言われています。
⭐︎昭和60年1月、環境庁より京の名水の代表として「名水百選」に認定されました。
【表門】伏見城大手門)(国指定重要文化財)
〈豊臣秀吉時代〉
豊臣秀吉は、伏見城築城の際に御香宮神社を伏見城内に移し、鬼門の守護神としました。現在でも古御香宮として残っています。
〈古御香宮〉
〈徳川時代〉
徳川家康によって元の位置に戻され、本殿が造営されました。
表門は伏見城の大手門を移築したものとされています。
〈明治時代〉
明治元年(1868年)に起こった鳥羽・伏見の戦いでは伏見町内における官軍(薩摩藩)の本営となりましたが、本殿等は無事でした。
【アクセス】
京阪電車 伏見桃山下車 徒歩約5分
近鉄電車 桃山御陵前下車 徒歩約5分
市バス 御香宮前下車 徒歩約1分
【所在地】京都市伏見区御香宮門前町174
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