【問題】日本最古の紀年銘を有する梵鐘(国宝)がある寺院はどこか。
(ア)大徳寺
(イ)建仁寺
(ウ)清水寺
(エ)妙心寺
京都・観光文化検定験 第11回 3級 第79問
【正解】
(エ)妙心寺
梵鐘 – 戊戌年、つまり西暦698年にあたる年の銘文がある、日本最古の紀年銘鐘。九州筑紫で制作されたものであり、大宰府の観世音寺と兄弟鐘。妙心寺には法堂の北西と仏殿の南東に鐘楼があるが、前者の鐘楼にかかっていた(現在は法堂に移動)。音色が雅楽の黄鐘調(おうじきちょう)に合うことから古来「黄鐘調の鐘」として著名で、『徒然草』にもこの鐘のことが言及されています。
【拝観のご案内】
拝観 法堂・天井の雲龍図、国宝の梵鐘、浴室(明智風呂)
時間 9:10~11:50 20分間隔にてご案内
12:30 1回のみ
13:00~15:40 20分間隔にてご案内
料金 大人500円、中学生300円、小学生100円
団体割引:30名以上、大人450円、中学生270円
問い合わせ
妙心寺法務部 電話075-461-5226 ファックス075-464-2069
※3月から10月までの拝観時間の最終は、午後4時40分(16:40)まで延長します。
※拝観受付は、下記地図の「拝観受付」(法堂の奧)にお越し下さい。
※妙心寺境内は24時間開放されている、いわば暮らしの道路が通っていますので、ご自由に散策して下さい。
ただし、個別の塔頭及び法堂の拝観の際には拝観料が必要になります。
【歴史】
暦応5年/康永元年(1342年)創建の妙心寺は、京都市右京区花園にある臨済宗妙心寺派大本山の寺院。山号を正法山と称する。本尊は釈迦如来。開基(創立者)は花園天皇。開山(初代住職)は関山慧玄(無相大師)。寺紋は花園紋(妙心寺八つ藤)。
日本にある臨済宗寺院約6,000か寺のうち、約3,500か寺を妙心寺派で占める。近世に再建された三門、仏殿、法堂(はっとう)などの中心伽藍の周囲には多くの塔頭が建ち並び、一大寺院群を形成している。平安京範囲内で北西の12町を占め自然も多いため、京都市民からは西の御所と呼ばれ親しまれている。
(出典元 ウィキペディア)
【アクセス】
南門
京都駅からJR嵯峨野線「花園」下車
四条烏丸から京都市営バス91号系統「妙心寺前」下車
四条河原町から京都バス61, 62, 63, 65系統「妙心寺前」下車
京阪三条から京都バス61, 62, 63, 65系統「妙心寺前」下車
北門
京都駅から京都市営バス26号系統「妙心寺北門前」下車
四条河原町から京都市営バス10号系統「妙心寺北門前」下車
京阪三条から京都市営バス10号系統「妙心
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