檀林皇后にゆかりがあり、嵐電の駅名である地名は?京都・観光文化検定3級過去問

【問題】檀林皇后にゆかりがあり、嵐電の嵐山本線と北野線の乗り換えの駅名である地名はどれか。

(ア)鶏冠井

(イ)神足

(ウ)帷子ノ辻

(エ)一口

京都・観光文化検定試験 第15回 3級 第69問

(ウ)帷子ノ辻

京都検定3級合格必須の丸暗記文!

地名の帷子ノ辻は檀林皇后にゆかりがあり、嵐電の嵐山本線と北野線の乗り換えの駅名でもある。

あっちこっちスケッチ~京福電鉄 帷子ノ辻駅~

地名の由来にはいくつかの説があるようです。

■平安時代初期、嵯峨天皇の皇后であった橘嘉智子(たちばなの かちこ、786年 – 850年)は仏教の信仰が厚く、檀林寺]を建立したことから「檀林皇后」と呼ばれた。

伝説によると、檀林皇后はすばらしい美貌の持ち主でもあり、恋慕する人々が後を絶たず、修行中の若い僧侶たちでさえ心を動かされるほどであった。こうした状況を長く憂いてきた皇后は、自らが深く帰依する仏教の教えに説かれる、この世は無常であり、すべてのものは移り変わって、永遠なるものは一つも無い、という「諸行無常」の真理を自らの身をもって示して人々の心に菩提心(覚りを求める心)を呼び起こそうと、死に臨んで、自分の亡骸は埋葬せず、どこかの辻に打ち棄てよと遺言した。

遺言は守られ、皇后の遺体は辻に遺棄されたが、日に日に腐り、犬やカラスの餌食となって醜く無残な姿で横たわり、白骨となって朽ち果てた。人々はその様子を見て世の無常を心に刻み、僧たちも妄念を捨てて修行に打ち込んだという。皇后の遺体が置かれた場所が、以後「帷子辻」と呼ばれた場所であるとする説。

竹原春泉画『絵本百物語』より「帷子辻」(出典元ウィキペディア)

■壇林皇后の送葬の時、棺を覆った帷子(絹または麻糸で織った布、着物)がこの辻のあたりで風によって飛ばされ舞い落ちたことが地名の由来とする説。

(出典元ウィキペディア)

◆関連過去問と解説はこちらをご覧ください

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