【問題】平氏滅亡に至った源平合戦で活躍した源義経(牛若丸)が幼少期に修行したと伝わる場所はどこか。
(ア)比叡山
(ィ)愛宕山
(ゥ)鞍馬山
(エ)音羽山
京都・観光文化検定試験 第15回 3級 第78問
【正解】
(ゥ)鞍馬山
■源源義経
京都検定3級合格必須の丸暗記文!
源平合戦で活躍した源義経(牛若丸)が幼少期に修行したと伝わる場所は鞍馬山である。
牛若丸伝説
義経は左馬頭(さまのかみ)源義朝と九条院雑仕常盤(ぞうしときわ)(常盤御前)との間に生まれ、平治(へいじ)の乱に父義朝が敗死したあと、母が一条大蔵卿(おおくらきょう)長成に再嫁したので、彼は鞍馬山(くらまやま)に送られ、仏門に入らされた。しかし、彼は、仏道の修行はせずに、父の仇(あだ)を報いると称して武道に励んだと伝えられる。そしていつのまにか鞍馬山を抜け出し、土民の中に交じって苦役しながら諸国流浪のすえ、平泉(ひらいずみ)にたどりつき、藤原秀衡(ひでひら)の庇護(ひご)を受ける。そして、1180年(治承4)兄頼朝(よりとも)の挙兵を聞いて、平泉を抜け出して、駿河(するが)国黄瀬川(きせがわ)に参陣、頼朝とともに平家討伐を図る。義経の鞍馬寺における生活、その東(あずま)下りの事情などはいっさい不明である。彼の従者などについても詳細はまったく不明である。そのために『平治物語』や『義経記(ぎけいき)』などは、天狗(てんぐ)の剣術指南、弁慶(べんけい)との出会い、金売吉次(きちじ)伝説など、さまざまな「牛若物語」を構え出している。(出典元日本大百科全書)
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