【問題】早良親王をはじめ八所御霊を祭神とし、境内には江戸前期の儒学者・山崎 闇斎を祀る「垂加社」がある神社はどこか。
(ア)藤森神社
(イ)上御霊神社
(ウ)崇道神社
(エ)下御霊神社
京都・観光文化検定試験 第19回 2級 第13問
【正解】
(エ)下御霊神社
京都検定2級合格必須の丸暗記文!
下御霊神社は、早良親王をはじめ八所御霊を祭神とし、境内に儒学者・山崎 闇斎を祀る「垂加社」がある。
下御霊神社は平安時代に冤罪を被り亡くなられた貴人の方々の怨霊をお慰めして御霊として、その当時からお祀りしてまいりました。疫病災厄を退散し、朝廷と都をお守りする神社として崇敬されてきました。(出典元下御霊神社公式サイト)
■八所御霊
平安時代以来、疫病や天災をもたらすものとして恐れられた八座の御霊神。貞観五年(八六三)五月に御霊会が修せられた六座、すなわち崇道天皇(早良親王)、伊予親王、藤原吉子、藤原広嗣、橘逸勢、文室(ふんや)宮田麻呂に、のち吉備真備、菅原道真と習合した火雷神の二座を加える。また、右の怨霊をまつった神社。京都市上京区上御霊前通烏丸東入の上御霊神社、中京区寺町通丸太町下ルの下御霊神社など。(出典元日本国語大辞典)
■山崎闇斎 ヤマザキアンサイ
[1619~1682]江戸前期の儒学者・神道家。京都の人。名は嘉。別号、垂加。禅僧となったが朱子学を学んで還俗し、江戸・京都で教授、門下6000人といわれた。のち、吉川惟足から神道を学び、神儒一致説を唱え、垂加神道を興した。著「垂加文集」「神代巻風葉集」など。(出典元デジタル大辞泉)